第11弾〜20弾
ドローンを使って撮影しています。空から見た佐賀の素晴らしさ、新しい気づきなど、気づかなかった佐賀のよさをみんなで感じ取れたらうれしいです。一部、飛行許可がおりなかった所については、ドローン撮影がありません。ご了解ください。
佐賀の風景 第11弾 国史跡『西隈古墳〜装飾古墳〜』(佐賀市金立町)
西隈古墳は、直径約30メートル、高さ約4メートルの円墳です。墳丘上からは形象はにわ、円筒はにわの破片が採集されています。また葺石帯なども確認されています。石室は花崗(かこう)岩を用いた初期横穴式石室。石室の内部には阿蘇溶岩製の横口式石棺が納められており、棺の横口のある側には、蓋に台形の張り出しを2重にし、内外に円文が刻まれ、蓋の縁にも円文があります。横口の左右にも区画線の内に円文や鋸歯文が彫られていて、石室内部および石棺は丹彩されていいます。また玄室内は赤色顔料が塗られ、その構造から5世紀末頃につくられたと推定されます。西隈古墳は、北九州に分布する装飾古墳のうちでも西方の肥前にある重要なものとされています。
佐賀の風景 第12弾 浜浦の棚田と夕日(佐賀県玄海町)
佐賀県玄海町の浜野浦地区に広がる棚田は「棚田百選」「佐賀県遺産」などにも選ばれています。西向きに広がる浜野浦地区の小さな入り江に、階段上に段々に連なる小さな面積の棚田が両斜面を覆っています。 私たちの小さい頃は、棚田のことを「段々畑」と呼び、耕作地の少ない山間部や入り江などに見ることができました。今では開発や耕作放棄地が増え、棚田の風景が少なくなってきましたが、この浜野浦の棚田をみると、先人の生きるための工夫、石垣などの築造技術など、感心するとともに素晴らしさに思いを馳せます。また、この入り江から最深部から見る水平線に沈む夕日は美しく、若者にも人気の場所です。 浜野浦地区は、ドローンの飛行は禁止されております。今回の夕日の動画は「DJI社 osumo pocket2」のタイムプラスで撮影しています。
佐賀の風景 第13弾 国史跡『帯隈山神籠石』<古代山城跡>
帯隈山神籠石(おぶくまやまこうごいし)と読みます。 佐賀市北部にある帯隈山の周りを列石が馬蹄形(ばていけい)に囲み、現在は、列石を見ることができる箇所は、鳥越溜池の西側に列石跡の一部を見ることができます。神籠石は、名前の由来ともなった「神が籠もる石」としての祭祀遺跡なのか、古代の山城跡なのか、論争がなされてきました。昭和39年に行われた発掘調査で、推定2.4kmにおよぶ列石や柵柱穴が見つかり、土塁には版築も行われ、今では古代の山城跡とされています。周辺には、古墳が点在し、帯隈山の南に位置する熊本山古墳からは、大型の舟形石棺が見つかっています。古墳より、もう少し南に行くと、奈良時代には太宰府から肥前国府への官道が通っています。帯隈山の東には、奈良時代に烽火(のろし)場がおかれた日ノ隈山があります。<参考>「帯隈山神籠石とその周辺」佐賀市教育委員会 昭和42年3月31 日発行列石の写真は、帯隈山神籠石とその周辺」より佐賀市教育委員会の許可をいただき掲載しております。写真の推定線は、発掘調査時の地図を参照しております。
佐賀の風景 第14弾 『見帰りの滝とあじさい』(唐津市相知町)
唐津市相知(おうち)町にある「見帰りの滝」。『日本の滝百選』にも選ばれた滝です。名前の由来は、「見返り」ではなく「見帰り」と表記がなされているように、昔、滝を見て帰る際、「もう一度…」と思い、また坂道をのぼってでも見たい滝と言われ、「あの坂道を立ち帰っても見たい滝」から「見帰りの滝」と言われるようになったと言われている。
「見帰りの滝」は季節を問わず、新緑、そしていろいろな草花に彩られ、その中でも、見帰りの滝と言えば、アジサイと言われるように、6月の雨上がりのアジサイは更に美しさを増します。ブルー、ピンク、紫など色とりどりのアジサイと滝の轟音、水しぶきは、喧騒を忘れさせてくれます。
※唐津市への飛行申請、了解をいただき、DJI Mini2ドローンを飛行させています。
佐賀の風景 第15 弾『湊の立神岩』(唐津市指定天然記念物)
玄界灘の東松浦半島の海岸には、多くの巨石が天に向かって立ち並んでいる。その中でもひときわ目を引くのが、唐津市湊にある周囲6m、高さ30mの2つの巨大な玄武岩の柱「立神岩」である。玄武岩が有する柱状節理によって、荒波の浸食を受けた岩盤は石柱状に分離し、さらにその石柱が崩落し「湊の立神岩」として今に残っている。2つの石柱を男岩・女岩と呼び、寄り添って立ち並ぶことから夫婦岩と称して敬われている。
佐賀の風景 第16弾 霊峰「天山」(小城市)
天山は、佐賀平野の北、小城市の北西に位置する標高は1,046mの山です。山頂は小城町、多久市、富士町、厳木(きゆうらぎ)町の境にあり、山頂から東に延びる稜線はなだらかで,気持ちよく散策ができます。山頂および稜線から、南には佐賀平野、有明海、雲仙、熊本方面が望め、北は玄海灘が眺望できる。車道も山頂近くまで通じており、駐車場から山頂まで800mであり、運動靴でも気軽に登れる山です。登山ルートはたくさんあります。
佐賀の風景 第17弾 「七ツ釜」<国の天然記念物>(唐津市)
七ツ釜は、玄武岩が玄界灘(げんかいなだ)の荒波にさらされ浸食されてできた海食洞で、国の天然記念物にも指定されています。岩肌は柱のように規則正しく並んでおり、柱状節理と言われ、これは溶岩が冷えて固まる際に収縮し発生したものです。断崖には、名前の由来になっている、深くえぐられた7つの洞窟(実際には7つ以上あります)が並列し、長い年月をかけて、自然がつくりだした造形美に驚嘆します。最大の穴で間口が3m、奥行きが110mあり、波の状況により、洞穴の中に遊覧船で入ることができ、自然の美を間近で見ることができます。
佐賀の風景 第18弾『白糸の滝』(唐津市肥前町新木場)
唐津市肥前町新木場地区にある「白糸の滝」は、落差24メートル、幅約12メートルの大小2筋の滝からなります。流れ落ちる滝の水が、玄武岩からなる柱状節理の岩肌を濡らし、水に濡れた苔と太陽の光に映える岩肌が美しく、時間を忘れさせてくれます。白糸の滝周辺には、樹齢三百年の楓が自生しており、県の天然記念物に指定されています。
このほかに、肥前町には、納所(のうさ)地区にある男滝(おだき)、女滝(めだき)があり、この白糸の滝と合わせて「肥前の三滝」と言われます。
佐賀の風景 第19弾 『鷹島肥前大橋』(唐津市肥前町〜長崎県松浦市)
鷹島肥前大橋(たかしまひぜんおおはし)は、佐賀県唐津市肥前町星賀と長崎県松浦市鷹島町を結ぶ道路橋です。橋の長さは1,251m、構造は斜張橋です。完成は、2009年(平成21年)4月18日です。橋がない時は、船での渡しでしか、鷹島に渡る手段がなかったのですが、橋の完成により、車やバイクで島に渡ることができるように、島の生活も便利になり、美しい海が一望でき、おいしい海幸料理もたくさんあり、九州各地のナンバープレートも多く見かけます。 鷹島は、鎌倉時代に鷹島沖が元寇の舞台となったことで知られ、鷹島の南部海域には暴風雨で沈没した多くの元の船が沈んでおり、水中考古学の宝庫でもあります。 撮影は、長崎県鷹島より撮影しております。画面の上方の陸地は、佐賀県唐津市肥前町星賀となります。
※元寇:一度目が文永の役(ぶんえいのえき・1274年)、2度目を弘安の役(こうあんのえき・1281年)です。
佐賀の風景 第20弾 『いろは島』(唐津市肥前町・長崎県松浦市)
いろは島(いろはじま)は、佐賀県唐津市肥前町と長崎県松浦市福島の間の海域にある、多数の無人島の総称である。島の数は48とされ、「いろは48文字」から「いろは島」と命名された。主な島は「弁天島」「松島」「竹ノ子島」などがある。
島山島(しまやまじま)は、いろは島に含める場合と含めない場合があるようです。いろは島に含めた場合は最高の標高の島である。国民宿舎の近くから跳ね橋(妖精の橋)が架かっており、いろは島の中で唯一渡ることができる島である。島は「花と冒険の島」として整備されており、各種遊具が設置されているほか、海水浴場も整備されている。
|